三田将棋クラブ

イベント案内

第26回三田王将杯将棋大会
第1回レディース部門をレポート

 例年より早く三田の桜が咲き始めた3月25日。さんだ市民センターに 8名の女性が集いました! 三田王将杯将棋大会レディースの部の担当スタッフ (普及指導員)がレディースの様子をお伝え致します。

 思い返せば今年1月、三田将棋クラブの女性の一人から「女性部門をぜひ」との発案があり レディース部門の開設にこぎつけました。 「女性はそんなに集まるだろうか」「各クラスの予選落ちを対象にしては?」などの 声が上がる中、とりあえず募集をし「目標8名以上参加」を達成しました。
 大会当日。大ホールで開会式の後、C級と高学年・低学年の部と共に予選が一斉に始まります。 初めての対戦相手にやや緊張している方もいらっしゃいます。

 対戦形式は予選4名リーグ×2ブロックで、2勝通過・2敗失格 (希望者は奨励戦トーナメント参加)。 4名が決勝トーナメント戦へ進出することとなります。 時計は使用せず、開始後30分を目安に終局しない場合は一手30秒の時計を入れます。 予選が終わった時点でお昼休憩となります。 昼食付を見落として持参された方もおられたそうです。 もう少し大きな字でご案内しておけば良かったですね。 お昼は女性同士情報交換したり、他の対戦を観戦したり。 貴重な交流の時間となりました。

 時間通り13時から決勝トーナメント開始。 お昼の和やかな雰囲気は再度、 緊張の場面へと変わります。 皆さん眼差しは真剣そのもの。 結果は御覧の通り。

第一回レディースの部 結果

優勝 山本 佳奈
準優勝 福 三和子
3位 立石 希美
4位 上田 寿子
奨励戦優勝 村上 若葉

 優勝されたのは明石からお越しの山本佳奈さん(中1)。 将棋を始めて5年くらい、普段は加古川将棋クラブや関西将棋会館などで指されているそうです。 三田将棋クラブレーティング大会へも時々ご家族とお見えになります。 弟の遼介くん(小5)は高学年の部で3位に入賞されました。 姉弟でのダブル入賞おめでとうございます。憧れの棋士は久保先生、女流棋士は香川先生。 思い出の一局として「女流アマ名人戦本戦1回戦」を挙げて下さいました。 今回の大会について『女子同士で対局するのはなかなかないのでとてもうれしいです』 とコメントを頂いています。 同じ女性としてそのお気持ち、大変よくわかります。 まだ13歳、さらに研鑽を重ねて将来女流棋士となり、 いつか三田の大会にゲストとして来て下さることを期待しています。

決勝戦


▲先手 福 三和子
▽後手 山本 佳奈



▲5六歩、△3四歩、▲5八飛、△3二飛、▲7六歩、△4四歩、▲6八玉、△4二銀、
▲5五歩、△4三銀、▲7八玉、△9四歩、▲7七角、△6二玉、▲8八玉、△5二金左、
▲9八香、△7二銀、▲9九玉、△7一玉、▲8八銀、△3五歩、▲5六飛、△3四飛、
▲5九金右、△4五歩、▲4八銀、△8二玉、▲5七銀、△5四歩、▲2六飛、△2四歩、
▲6六銀、△5五歩、▲同 銀、△5四歩打、▲6六銀、△4四角、▲5六飛、△3三角、
▲7九金、△6四歩、▲6九金右、△7四歩、▲7五歩、△同 歩、▲7八金右、△7六歩、
▲8六角、△6三金、▲7五銀、△5五歩、▲7六飛、△7三歩、▲6四銀、△同 金、
▲同 角、△同 飛、▲6六飛、△同 飛、▲同 歩、△3九飛、▲3一飛、△5六歩、
▲2一飛成、△5七歩成、▲6四桂、△6七銀、▲7二桂成、△同 金
(決勝戦局面図)



冨田誠也四段からのコメント
 (この後▲6七金、△同とで) 次の▲6二金が勝負手だったが、△5一桂は手堅い受け。
これで後手玉に迫る手がなくなった。先手は▲6七金とせず、 他の勝負手があれば良かったが、
それに変わる手は難しいかもしれない。

▲6七金、△同 と、▲6二金、△5一桂、▲7二金、△同 玉、▲3一龍、△7八金、
▲3三龍、△8九金、▲同 金、△同 飛成

まで山本佳奈さんの勝ち。

 レディース奨励戦で優勝されたのは村上若葉さん。 「女性部門を」と声を上げて下さった方です。 今年に入って他の女性大会に参加され、交流を深めた方もいらして、 ぜひ地元三田でもと話を進めて下さいました。

奨励戦決勝戦

▲先手 
▽後手 村上 若葉



▲7六歩、△5四歩、▲6六歩、△5二飛、▲5八飛、△5五歩、▲4八玉、△4二玉、
▲6八銀、△3二玉、▲3八玉、△3四歩、▲2八玉、△3三角、▲7七角、△2二玉、
▲3八銀、△7二銀、▲1六歩、△1二香、▲1五歩、△3二金、▲4六歩、△6四歩、
▲3六歩、△1一玉、▲6七銀、△6三銀、▲2六歩、△2二銀、▲3七桂、△2四角、
▲4八飛、△5四銀、▲2七銀、△5一金、▲5八金左、△4一金、▲3八金、△3一金寄、
▲4五歩(奨励戦決勝戦局面図)



冨田誠也四段からのコメント
 図では△6五歩と仕掛けるのもあり。▲6五同歩なら同銀、で次の△5六歩が厳しい。
 形勢としてはいい勝負だが、実践的には穴熊が固く勝ちやすい局面だろう、と。

△7四歩、▲4四歩、△同 歩、▲同 飛、△4三歩、▲4九飛、△7三桂、▲2五歩、
△3三角、▲8六角、△4二角、▲7七桂、△8四歩、▲7五歩、△同 歩、▲同 角、
△8五桂、▲同 桂、△同 歩、▲8四角、△6五歩、▲4四歩、△同 歩、▲7九飛、
△7二歩、▲4八金左、△6六歩、▲同 銀、△5六歩、▲6四桂、△同 角、▲6五歩、
△8二角、▲5六歩、△4五桂、▲同桂

まで村上若葉さんの勝ち。
指導対局
表彰式

 今回、ボランティアスタッフを希望されていたにも関わらず、 無理を言って選手として参加して頂いた方もいらっしゃいました。 また遠方から来られた方、お仕事を調整して参加頂いた方、ありがとうございました! ご意見ご要望を頂戴し、次回のレディース枠(7月開催予定)につなげられるように、 そして次回もスタッフ兼レポーター役として多くの方に、 「アマチュアレディース将棋の今」を お伝えしていければと思います。 今回参加された方も初めての方もぜひお越し下さい。お待ちしています!
将棋普及指導員 山本比鶴

参加された方からのコメント
初心者での参加しやすかったです。
ありがとうございました。
自分では感想戦ができないので 相手の方がいろいろ教えて下さって 勉強になりました。
交流できてよかったです。
対局は緊張しましたが、 終局後は対局者以外も集まってみんなで 検討して楽しい雰囲気でした。
開催していただきありがとうございます。